第12章 ダキアの盗賊
オープニング-------------------------------
パーン、交代の時間だ
みはりは私がやろう
そういえば、もう夜だな
だがセイラム
体のほうはもういいのか?
ああ…
おまえのおかげでよくなった
もう大丈夫だ
しかし
ロプトのやつらもひどいことをする
あのとき
俺たちが通りかからなかったら
あんたは確実に死んでたぜ
……
教団は裏切り者を許さない
それがおきてだ…
裏切り者たって、あんたはただ
教団をぬけようとしただけだろ
別に殺さなくってもいいと思うがな
…だけど
なんで抜けようとしたんだ?
ロプトの神官っていやぁ
今や皇帝よりもえらいっていうのに
わからなくなった…
理由はそれだけだ…
ふーん…
まあ、いいけどな
俺はあんたが好きだし
できることなら仲間になってほしいと
思っているんだ
おまえは盗賊だが
貧しいものから奪わない
人も殺さない
そうである限りは
ここにいるつもりだ
人殺しはしない
シュミじゃないんだ
だが、最近は仲間も増えて
言うことをきかない奴も出てきた
とくにコルホとその手下どもは
血の気が多くて困る
コルホは邪悪だ
彼らは旅人をおそっている
ああ、わかっている
ヤツらとは手を切るつもりだ
俺にはトルードとセイラムがいればいい
そしてティナか…
あんまり悪さはするな
あの子はまだ子供だ
ははははは…
じゃあ、みはり、たのんだぜ
帝国兵が来るかもしれないからな
わかっている
近づくものにはこのスリープの杖で
やすらかなねむりを与えてやろう…
5ターン目-------------------------------
セイラムさん
ティナか
どうした?
これ、お夜食です
さむいから、体があたたまるものを
作ってきました
ありがとう
だが夜は危険だ
ティナはもうやすみなさい
はい…
…姉さんのことが心配なのか?
たしかサフィとかいったな
大丈夫だ、きっと会える
この傷がいえたら
私も一緒にさがしてやろう
ホントですか!
ありがとう
セイラムさん
じゃ、おやすみなさい
セイラム初戦時-------------------------------
われらの森を侵すものよ
ここより去れ!
セイラム撃破時-------------------------------
パーン…
これでよかったのだ…
セイラム解放時-------------------------------
そうか…
おまえたちが…
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